米原市中多良T様邸

2020年12月16日

米原市中多良T様邸の外壁には、ガルバリウム鋼板が使われています。

近年、よく使用する外壁材で、アルミと鉄の合金です。

 

特徴は

1.錆びにくく、耐久性がある。

2.塗装がしやすい(メンテナンスがしやすい)

3.さまざまな形状があり、デザイン性がある。

4.安価に施工できる方法がある。

5.通気がしやすい。

6.軽量なので、タイルの外壁にくらべ、耐震性がある。

7.ジョイントや、サッシの取り合いにコーキングを使用しないので、メンテナンス時の費用が安くなる。

8.解体時、処分費がかからない。(めくる手間は必要です)

9.断熱性はまったく「無い」ので、「外貼り断熱の家」にしか使わないほうが良い。

 

9番は、当社だけの、メリットです(^^)

 

もちろん、デメリットもあります。

ガルバリウム鋼板を、屋根に使うことです。

しっかりとした断熱を施さないと、結露をし、屋根の下地のコンパネが、腐ってしまうのです。

 

実際、台風でめくれてしまった金属屋根は、下地が腐っていて、釘が効いていない状況でした。

 

金属屋根や、熱の伝わりやすいスレート瓦を使用する場合、冬場、室内の暖かい空気が、屋根裏にこもらない工夫が必要です。

 

今日は、屋根に雪が積もっています。一度、屋根裏をのぞいてみて、屋根の下地が濡れていないか、チェックしてみてください。

建築士指定講習②

2020年12月7日

建築士の指定講習の「木造住宅の省エネルギー」についての項目に「気密性能の重要性」についての文面があります。

 

『省エネルギー性への期待が高まっているが、その効果を享受するためには、C値0.5/の気密性能が必要』とあります。

 

1999年の国の基準では、C値は、地域別で2~5㎠/と定められていました。

当時の基準の1/10の厳しい数値です。

 

ところが、平成21年度の「省エネ法」の改正では、この気密性能の規定が除外されたのです。

建築士の講習で、毎回重要性を強調されているのに、国の法律からなぜ除外されているのか???

 

除外されている理由を考えます。

 

1.気密性能を測定する公的機関が無い

2.気密測定を実施するタイミングが決められていない

3.気密性能を確保するためには、施工する大工をはじめとする職人が、気密を確保する手法を熟知していなければならない

4.日射取得率をよくするために、開口部を大きくすると、サッシの性能上絶対に隙間ができるため、「省エネ基準」に矛盾する

5.工場生産で、現場で箱を組立てる方式の工法では、わずかな寸法の違いで隙間が必ず発生する。その為、気密測定ができない

 

まだまだ、たくさんの理由が考えられるのですが、一番は「ハウスメーカーは気密性能を確保することができないから」というのが、除外されている理由かと思います。

 

ちなみに、当社では自社で気密性能測定をやっています。

今、建築中の米原市中多良の現場では、隙間相当面積0.1/でした。

 

断熱性能は、良い断熱材をたくさん使えば、いくらでも良くなります。

気密性能は、家を建てる工務店が、「気密性能」にこだわらなければ、決して良くなりません!

 

ハウスメーカーに絶対にできない事に、当社はこだわって行きます!

建築士指定講習①

2020年12月1日

設計事務所を営む、一級建築士は、3年毎に定期講習を受ける義務があります。

その講義の中には、最新の国の方針も示されます。

講義を受けた住宅の最新事項について、私なりに紹介したいと思います。

 

今回は住宅の『脱炭素化』についてです。

 

2015年12月に「パリ協定」が採択されました。

日本では、2030年温室効果ガス排出量を、2013年と比較して、26.0%削減する目標を掲げています。

この目標は、住宅だけでなく、自動車業界等、社会全体の目標です。

 

住宅及び建築分野では、2013年と比較して、なんと約4割を削減することを求めています。

その目標を達成するために、2019年5月に「建築物省エネ法」が改正されました。

 

さらに「建築物省エネ法」では、住宅とそれ以外のビルに分けて、それぞれの脱炭素化を段階的に義務化しようとしています。

 

私は、この国の基準を最低の基準と考え、特に『断熱、気密』に特化した家を提案しています。

 

私たちが提供する『高気密高断熱住宅』を広めることが、これからの子供たちの未来を守ることに必ず繋がると信じています。

 

次回も、住宅の「建築士指定講習」についてお話したいと思います。